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FRP防水とは

FRP防水は、ガラス繊維のマットにポリエステル樹脂を含浸させ固まらせ防水層を形成する防水工法です。

FRPというと小型の漁船を想像できるかと思います。船でも使用可能な水に強い材料ということで一般建築防水にも使用されるようになりました。

ただし、実際には船舶用ポリエステルは硬質ポリエステルを使用します。住宅には地震、強風等による防水下地の歪みに対してある程度追従できるように軟質のポリエステルを使用します。(ホームセンターなどで売られているのは硬質が多いです。)

FRP防水は、マットに樹脂を連続して含浸させていきますので、シームレス(シート系防水材のようにシート同士の継ぎ目のない)な防水層を作ることができます。

見た目の綺麗さもあって、近年、住宅バルコニーではFRP防水の採用が増えてきています。

欠点らしい欠点は無いのですが、難しいことを言えば硬化のメカニズム、積層のメカニズムを熟知していないと後の仕上げ塗料の剥がれ等不具合が出る事があります。

他の防水材に比べると少し燃えやすい性質があるため、住宅に使用する場合には防火対策を取った下地にしないといけません。特に準防火地域では飛び火認定を取った仕様での施工が義務付けられます。

弊社ではディックプルーフィングの材料を主に使用します。

http://www.dpcdpc.com/ ディックプルーフィング株式会社

http://www.dpia.ne.jp/ディックプルーフィング工業会

http://www.dpcdpc.com/images/method/corotectsystem/pamphlet.pdf FRP防水コロテクトシステムカタログPDF

※弊社では一般住宅用にはポリエステル樹脂はCT-50RまたはCT-100Rを使用します。

FRP防水

着手前

プライマー塗布

平場面FRP1層目施工

平場面FRP2層目施工

FRP積層完了

中塗り材(白っぽいの)塗布後、仕上げ塗料塗布

施工完了

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