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加硫ゴム系シート防水とは

耐オゾン性の高いEPDMを使用した合成高分子系シートの一種です。
長辺はおよそ10m~15m、短辺はおよそ1200㍉のシートを一体にして防水層を作ります。
特殊なカラーシートを除いて仕上げが別途必要です。
歩行の必要のない屋上などではシルバー色仕上げが一般的です。歩行する箇所では、防水層の上にコンクリート保護層をのせたり、砂骨材の入った塗料で仕上げます。
メリットは最も安価で施工できる材料の一つであることです。
デメリットとしては、シート相互の接続は接着剤に依存しているため、シート本体の耐久性に加え、接着剤の耐久性によっても性能差が出てしまう所です。つまり、シート本体がいくら高耐久でも、接着剤はそれほどには耐久がないということです。(接着剤が剥がれても耐えられるように生ゴムの定形シール材を挟んだり工夫をしています)
また、シート自体の厚みが1.2㍉~1.5㍉と薄いため、物理的な衝撃に弱い欠点があります。
仕上げ塗料を施している場合には、定期的な塗替えをすることで寿命を伸ばすことができます。
少し前は一般住宅のバルコニーによく採用されていましたが、近年はFRP防水が主流になっています。
弊社ではパーカーアサヒ株式会社製ゴムシートを主に使用します。
http://www.parker-asahi.co.jp/ パーカーアサヒ株式会社(旧アサヒゴム株式会社)
http://www.parker-asahi.co.jp/pdf/Waterproofing_toral.pdf ゴムシート防水カタログ

既存防水:加硫ゴム系シート防水

シルバー仕上げ

既存防水層撤去

加硫ゴム系シート貼付け

シート相互の接続:重ね幅100㍉

黒いのが生ゴムの定形シール材です。

保護塗料塗布(シルバー色)

施工完了

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