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塩ビシート防水とは

塩化ビニル樹脂で作られた防水シートを用いて防水層を作ります。
長辺でおよそ10メートルから15メートル、短辺でおよそ1000㍉から1500㍉のシートをつなぎ合わせて一つの層を作ります。
他のシート系防水材との大きな違いは、シート相互の接合部が熱風での溶着(溶かして接合する)や溶剤での融着(溶かして融合させる)を行います。接着剤での接合のように、経年劣化でのシート相互の接続が剥がれるということはほとんど起こりません。
また、他の防水材との違いとして、表面仕上げ層一体シートであることです。
通常の防水材は防水層と保護層で成り立っています。保護層には紫外線から防水層を守る役目があります。塩ビ系シートはこの保護層をシートに積層してあるので、別途保護層を施工する必要がありません。経年劣化はありますが、別途で行う保護よりも耐久性が高いものになっています。
近年ではシート自体に遮熱層を施した高反射シートの採用が増えています。
余談ですが、表面仕上げ層一体シートは、そのまま仕上げなので、施工中は靴下で作業することもあります。高反射シートができる前は、真夏など足の裏がやけどするほどの高温となっていました。ところがこの高反射シート真夏でも全然熱くならないんです。いくら反射だ遮熱だって言ったって、実感できるほどなのか?と訝しんでいましたが、これには本当に驚きました。
弊社ではディックプルーフィングの材料を主に使用します。
http://www.dpcdpc.com/ ディックプルーフィング株式会社
http://www.dpcdpc.com/images/method/sikaplan/pamphlet.pdf 塩ビシートシーカプランカタログPDF

塩ビシート防水機械固定法

既存防水層:加硫ゴム系シート防水シルバー仕上げ

既存防水層撤去

絶縁シート式込み 

固定用ディスク取り付け

シート相互溶剤溶着

電磁誘導加熱装置によるディスクへの融着

施工完了

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